お久しぶりのなっちゃん先生です!

ママの敷いたレールを走って来たのか、自分が敷いたレールを走っているのか、無事に受験を終えて私立中学生として歩み始めた男子たちが最近アツい。3年間か4年間?いや、6年間かもしれない、その長い長い受験勉強生活が終焉を迎えて、塾から解放された男子たちは、次は一体何に打ち込むのか? その中には、小学生時期にスポーツを一切せず、公園で走り回ることもなく過ごして来た子も多くいるだろう。ママに連れられてやって来た男子は、白い肌に小柄で猫背、腕も足もヒョロヒョロに細い。この身体で接触プレーがあるような球技をこれから始めるのは大変だ。でもクライミングにそんな心配は不要。その細くて非力な身体で始めるのが好都合。身軽なうちに基礎やテクニックを身につけて、あとはたくさん登ることで、必要な筋力が徐々についていく。

毎回送迎してレッスンをジッと見守りたがる保護者には「次回から一人で来させて下さいね。心配でしたら、ジム出入りの際にLINEでお知らせします」とお伝えしている。「ありがとうございます!よろしくお願いします!」と応えながらも、実は(私に見えないように)ドア前まで見送り、終わる頃にお迎えに来るママもいたりする。そんな子は大抵、話していても目が合わず、挨拶も返事も出来ないから「お喋りが苦手でもいいから、挨拶と返事はしっかりね」と促す。たくさんの子供を見てきて色々気付いたことがある。女子のほとんどは、挨拶や周囲への気遣いが小学生の頃から自然と出来るようになるが、男子はなかなかそういうわけにいかない。だから、野球やサッカーなどのチームに入り、コーチからルールと共に規律や礼儀を叩き込まれるのが良いのだろう。

<私立中新1年生男子がアツい②へ続く>