<私立中新1年生男子がアツい①の続き>
塾から解放された息子を持つママたちに、これから知ってて欲しいこと、やって欲しいことがある。男子は中高生時期に体が著しく成長し、骨や筋肉の基礎が出来上がる大事な時。だから将来立派な体型にしてあげたいなら、まずはとにかくたくさん食べさせること。本当は小学3、4年生ぐらいから、ご飯のおかわりの練習をさせて胃腸を鍛え始める。そうすれば、おかわりが普通になり、たくさん食べられるようになってゆく。少食な子が中学から対戦型スポーツ(球技系や格闘技)を始めて、コーチから「身体大きくするためにたくさん食え」と言われても、いきなりは食べられるはずがない。運動量が急激に増えるのだから、消耗も増える。そうすると、普通量の食事では身体を大きくすることが出来ないのだ。あとは睡眠とタンパク質を…なんてついつい熱く語り始めると、興味津々になるママと、「はぁ?」という顔をするママに分かれるのは仕方ない。別に息子たちをムキムキマッチョにしようとは言っていない。「どれだけマシンやっても筋肉つかないんですよ…」という、万年ヒョロヒョロ体型の成人男性から相談を受けることのある私から、声を大にして言いたい。将来の健康的な体つきの基礎の部分を作ってあげられるのは今だけ、それはママ次第ということ。
クライミングがこういった子にオススメな理由は、細身で構わないことと、もうひとつ。スポーツが苦手な子によくある「自分のせいで、チームみんなの足を引っ張るのでは?」という不安が要らないから。自分vs壁、だから自分が登れれば自分が嬉しいし、自分が登れなければ自分が悔しい。チームメイトの足を引っ張らない代わりに、チームメイトのフォローは得られないのだから、結果は全て自分次第。ある意味ではシビアである。
<私立中新1年生男子がアツい③へ続く>
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