<私立中新1年生男子がアツい②の続き>
クライミングで必要なものは自分の体と、その軽い体を支える少しの力。そして頭脳←ここがポイント。レッスンでテクニックを説明したときに、運動が得意な子はそれを感覚で理解する。そして、ちゃんと意味を理解しないままに感覚(運動神経)で登ってしまう子が結構多い。これが悪いとは言わない。勉強ばかりしてきた男子たちが明らかに違うのは、彼らは言語理解力が高いこと。「前傾壁で体をふるときには、取りたいホールドに対して、足を対角線位置に置く。そうすると、体を捻ってホールドを取れる」。これを実際に再現できるかは置いといて、言葉ではしっかりと理解出来る。あとは一人でコツコツと黙々と自主練。「あぁ、なるほど…そういうことか…」なんて独り言が出たり、上手く登れて一人でニヤっとするのもクライミングというスポーツの特徴的なところ。ジム通いに慣れてくれば、周りの常連の大人たちが優しく声がけ(アドバイス)してくれるようになり、そうして周りと交流するうちに、家や学校以外の人たちとのコミュニケーションにも抵抗がなくなっていくだろう。
4月から新学期が始まりました。勉強ばかりしてきた息子に、受験が終わったんだから今度は体を思いっきり動かして欲しい、運動部に入って欲しいと願う保護者がいるかと思いますが、身体も心もそう簡単に切り替えが出来ない子もいます。そういった子にお勧めします。まずはクライミングをマンツーマンで習って、近い将来のための身体の基礎作りをさせてみてはいかがですか?
J&S池袋・なっちゃん先生
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